えー、8月に終わり頃に、VOL.1に続き放たれた「アグロー案内VOL.2」
既に聞いて楽しんで頂けてるでしょうか?
小林大吾の新作、という情報を耳にして、慌てて「VOL.1」に飛びついて聴いた人達が
驚きと共に、困惑して
「VOL.2を期待して、聴いてもいいのだろうか…」となってしまっていない事を祈るばかりですが
(そんなVOL.1を、もしかして未聴の方はこちらのリンクからどうぞ→ 「アグロー案内VOL.1」)
アグロー案内VOL.2には、3曲の作品が収録されています。
これら3曲の内、最初の曲「間奏者たち/interluders」には、少し補足して話しておきたい事がありまして、
それについて言及しておきましょう。
そもそもこの「間奏者たち/interluders」という作品は、
小林大吾自身の手によるトラックで作られた、厳密な意味でのオリジナル作品があります。
それは、おそらく大吾の(希少な)ライブの中で披露された事があるはずで、
熱心な大吾ファンの間では、その存在を知られ、いつ作品として世に放たれるのか?と、ヤキモキされていた事でしょう。
オレも最初、この「interluders_1.0」と呼ばれるオリジナル作品を受け取って、聴かせてもらったんですが
これがね、とてもいいんです
これはこれで世に出してもいいんじゃないのか、と思われる作品やったんですけど
どういう話の流れだったか、これをリメイクというか、
オレの立場で言うと、リミックスというか、リアレンジするという感じになって、
、大吾と2人でしか出来ない、2人で作るソウルミュージックをやろう、というコンセプトに
基づいて
思いっきり違うものを作ってみよう、と思ったわけです。
と言っても、「interluders_1.0」の持ってるムードもすごくいい…それを咀嚼して、
魂は受け継ぎながらも、新たな曲や演奏を持ってくる…
これはなかなかのハードルの高い作業でして、作曲するにあたって
何かキーワードのようなものが欲しいなあ、と考えてました。
大吾と自分を結ぶ、ソウルミュージック的なキーワード…
そこで思い出したのが、2人で2018年秋に行った「宇和島行こうツアー」
この時のツアーでは、ライブ演奏だけではなくて、
ちょっと変わった趣向が施されまして、
お互いに「心に刺さってる曲を紹介して、お客さんもみんな一緒にそれを聴きながらエピソードトークする」ってのがあったんです。
その時に、大吾が紹介した曲の中に、フィルコリンズの楽曲があったんですね。
大吾は「母親の影響」って言ってたような…確か、そんな話だったと思う(記憶は定かでなくなってきてる)
しかも、その時に大吾が選んだ曲が、なんだったか?も思い出せない…んですが、
確か、そんな話をしてたなーってのを、思い出しまして、
オレ自身、小3か、小4の時かなあ…リアルタイムで耳にしたフィルコリンズの事を思い出しながら、
その時、一緒にトークしたなー…というと、オレの中のフィルコリンズは、これだな
そうなんです。
オレが大吾との共通項として、思い出されたイメージが
この「One more night」だったんです。
そこで、このフィルコリンズを聴き直すことなく
自分の中でイメージと記憶だけを膨らませて作ったのが、
「間奏者たち/interluders」というわけです。
実際にサンプリングはしてないですけど、カバーしたというつもりでもなく、
自分的には、サンプリングしてるような感覚です。
(今、このブログを書いてて)改めて聴き比べると、全然違うけど。
このことは、是非とも書き記しておきたかったんで。
後の2曲については、今後「VOL.3」以降がリリースされた時など、折に触れて話していこうかと思うんで
首を長くして、待ってて下さい。でははー