「棘作り」に纏わる記録

Post date : 2023.05.12

Category : NEW RELEASE

先週5/5に(何だか足並み揃わないままに)リリースされましたアグロー案内VOL.5
新曲「前日譚/no news is good news」をはじめ、
(前作VOL.4がなかなかの意欲作だったのもあってか)概ね好評なようでして
iTunes Music Store,SOULチャートでの1位を獲得、総合チャートで35位まで食い込む健闘ぶり

それもこれも一重に熱心な小林大吾リスナーさんのおかげに他ならないです、ありがとーございます

んでですね、今作には、そんな小林大吾の名作「棘」のリメイクが2つのversion収録されています。
これをリメイクするにあたってのエピソードと、ちょっとした記録を残しておきたいなと。
ちょっとどうやって「記録」したらいいのか?
難しいんですけど、とりあえずこの画像をご覧ください

これは「棘」を作るにあたって、やり直しを繰り返した「過去ミックス」というフォルダの一部分です。
数えてみたら、84項目、35versionの「棘」が入ってました。

んー、これらがその都度「完成したー」っと言って送りつけられていた大吾の身になって、考えると恐ろしいですね…
その中で…

これが一番日付の古いものでした、2021年8月24日
これを皮切りに足掛け3年、時間さえあれば、ずっと「棘」を作り直してましたね。

ストリングスのアレンジは、MTV Unpluggedを経た感覚で、
ピアノは何度となく一緒に演奏した感じをベースにしたので
すぐに出来たんですけど、やはり難しかったのがミックス(楽器や声のバランス作り)

今の大吾のトーンのリーディングをなるべく自然体でサウンドさせる着地点を探すのに…2年以上もかかってしまった…

自分としては、新発見の連続で、そこで見つけた事を他の楽曲で使いながら
アグロー案内を作っていってるので、「棘」作りで得たものは大きいですね

…というわけで、改めて2年熟成で完成された「棘」たちを聴いてやって下さいー、ではは

KAZTAKE 42 MUSIC