2023年の仕事納めと同時にいきなり、謎の目眩に襲われて、文字通りの寝正月を
過ごしていましたが(今はもう回復したので大丈夫です!)
そんな最中2024年の1/3に配信リリースとなった
MUMMY-Dさんのソロシングル曲「虹色」
聴いていただけてるでしょうかー?
そこはかとない思い入れが詰まったこの曲、
オレの目線から追っかけた「虹色」誕生までの話をちょっとした記録として残しておきたいなと。
「虹色」誕生まで 〜第1章〜
…とはいえ、何から書き始めたらいいんだ?
そうだな、まずは「曲を作り始めた超初期段階」の話。
オレの記憶が正しければ、最初にオファーを受けたのは2021年のMTV Unplugged収録が終わった頃。1月の末頃。
その時点で既に、Dさんはソロの曲をいくつか並行で作ってたみたいでしたね。
Dさんとは、色々とやり取りが多くなってた時期で、お互いの音楽のベーシックな部分の話なんかも、
チラホラしてたのかなあ…自分からの提案として、ざっと思いつくものを5,6種類作って送ってみた所、
その中の2番目に作った曲のアイデアに、すかさず反応してくれて
それを伸ばしていこう!って流れになった感じでしたね。
(その中で、これもいいねって言われたのはあったけど、消えていってしまった…)
その時のデモを聴き返してみたら、構成も含めて、ほぼ今の「虹色」でしたね。
こういうアイデアメモ的に作曲する時って、弾き直しもしないで、
ざーっと一回弾いたものをそのまま渡すことがほとんどなんですが、
「虹色」の展開や最後の転調とか、最初に思いついたまんまでした。
どのタイミングでDさんに言われたのか?微妙な話ですけど、
「カズタケの曲は、ちょっと素直じゃない感じがあるよね」
みたいな事(正確な言い回しは忘れたが…)をチラッと言われたのが、脳裏にあった気がします。
なので、「虹色」は過去の自分の作曲作品の中では、
よし!素直でストレートな感じにしてみようとした記憶があります。
後は、頭のどっかに引っかかってたのがピアノをガツガツ弾くイメージ。
これは後日、Dさんと話してた時に、お互いがゴダイゴが好きだった幼少期(多分Dさんが小学生でオレが幼稚園入園前?か)に
気になって仕方なかった曲が共通してまして、
それがこれ
この太鼓に導かれるグルーヴ、そして0’43″辺りからくるピアノも一緒になるドラマチックなキメ、
なんでしょう、この多国籍グルーヴなのにキャッチーな歌。
…んー、でも今の耳で聴いたら、全然素直な曲じゃないな、これ。
ゴダイゴのサウンド、そのピアノと言えば、ミッキー吉野さん
そんなイメージも合わさってたのかもしれないですねー、今思うと。
改めてこの写真は、自分にとってホントに奇跡のような写真。44年前と26年前の自分に見せてやりたい…
とまあ、そんな何処となく“ゴダイゴ”スピリッツも宿った曲の骨組みが誕生したのでありました。
オレは意気揚々と、トラックのブラッシュアップを行って、
2021年8月の段階でDさんに送り込んだデモを聞き返してみると、ほぼほぼ完成形に近いものに。
そこから、程なくして、Dさんからの返信はパタッと途絶えるのでした…何があったのか???
そういえば、当初聞かされていた話だと、ソロアルバムのリリースは2021年5月だったはずでは…
謎が深まるDさんのソロ案件、進展は年を跨ぐのであった…(次回に続く)