えー、2024年も早くも2月となりまして、
年末年始に体調不良になった事もあってか、あまり慌てずのんびりいこうという感じで
過ごしてましたら、あっとゆーまに1月が去り、2月も中旬…ひえー
昨年の終わり頃に、畳み掛けるように録音作品、
ソロ名義の「歌に拘るシリーズ」「UNDER tHE WILLOW nite classics」ということで
3曲を続け様にリリースしたことは、皆さんの記憶にまだあるでしょうか???
↓これね
そんな3部作の中で、最後にリリースになった曲
「MAGIC NUMBER feat.多和田えみ」
リリースになったのが12/20だった事もあって、年の瀬に飲み込まれて
あっとゆーまに「過去の作品」になってしまった感が否めない…
年末に(12月に)リリースすると、こういう印象になってしまうので損した気がするってのは、
2005年12月に、A Hundred BirdsのミニアルバムとSUIKAの3rdアルバムを同時でリリースした時に
学んだはずなのに…(当時、翌年になって散々言ってた!)
18年も経つと、忘れてしまうのか、オレは!…全く(-_-)
…まあ気を取り直して、書き残しておくべき事は
きちんと書いておきましょ!って訳で、
「MAGIC NUMBER」という曲について、色々と解説しておきましょう。
まずは、楽曲誕生のきっかけ辺りの話。
そうですね、曲のタネみたいなのが出来たのは、随分前でして、
ちょっと正確な時期は不明ですけど、インスパイア元になった曲はこれだったのは
はっきり覚えてます↓
自分の価値観の中に「可愛いカッコいいもの最強」説が10代後半からありまして
以前ブログでも書いた「Lefteye偏愛」なんかも、その1つですね。
その頃のブログでも、ちょこっとは触れてた気がするんですが
Janet Jacksonはかなり「可愛いカッコいいい」の上位にいてますね。
歌声のキュートな感じとキレキレのダンスパフォーマンスは、組み合わせ的に最高やな、と。
(歌声がキュートってだけで、SyreetaやDiana Ross、Macy Grayなどなど枚挙いとま無しだが…)
そんなJanet Jacksonをインスパイア元として、曲を作り始めて、
そんな時に、まさに「可愛いカッコいい!」と思う歌声のシンガーの方と一緒に演奏する機会が
巡ってきたのでありました、2018年のことです。
それが「多和田えみ」ちゃんだったんです
サイゲンジくんが楽曲提供した「MUSING」↓
ん〜、いいなあ…
あと、もう1曲。この曲もとっても大好きなので掲載しておこう
これはシングルヴァージョンでイントロが短いんですけど、
長いイントロのあるやつも最高(アレンジは森俊之さん!曲中のアレンジも森さん)なんで
是非そっちも聴いてもらいたい
「時の空」↓
うおー、いい曲過ぎる…
サイゲンジくんの曲も、森さんのアレンジや演奏、えみちゃんの歌声…
全ての要素が揃ってる…
えみちゃんは、いい曲だらけなので
他にもお勧めだらけなんですが…その話だけでこのブログが終わってしまいそうなんで
ちょっと置いときますが、
そんな多和田えみちゃんと一緒に演奏する機会があったのが2018年(沼澤さんの縁でした!)
2018年は彼女のデビュー10周年イヤーという事で
1年に4回、春夏秋冬とライブをする事になってました。
その1回目のライブが終わった頃かなあ…思い切って、えみちゃんに
「せっかくなので、一緒にオリジナル楽曲も演奏してみたい!
イメージして勝手に作ってみたんで聴いてみて!」と、デモ音源を渡しました。
それが紛れもなく、「MAGIC NUMBER」のデモでした。
デモの中では、オレが仮歌を歌ってるんですけど
女性キーの曲を、おっさんが歌うので伝わり切ったのか?微妙でしたが
ハナモゲラ語で歌う仮歌の時点で確か「Magic number〜」って歌ってましたね。
それは、音に合わせてなんとなく出てきただけのワードやったんですけど、
後に、えみちゃんが歌詞をつけて仕上げてくれた時に、
そのままタイトルにしてくれてました。
自分は結構、仮歌段階でそういうワードをハメてしまいがちですね。
えみちゃんには、ホントに感謝いっぱいでして、
この段階(歌詞を当ててライブ披露しようと思ってくれた段階)で、
オレとしては、相当喜びの極地でしたよ。
勝手に自分がえみちゃんをイメージしたと言って、作ってみた曲だったので。
実際に、えみちゃんの声が乗って聞こえて来た時の感動…
想像を超えてくる感じは忘れられないですねー
曲を提供するオファーを受けた事はないので、
こうやって作ってるのか、と体感するというのは、そりゃ喜びの極地ですわな。
というわけで、この「Magic Number」が初披露されたのは2018年の12月かな。
そこから、何度かまた、えみちゃんとご一緒出来る機会には、
この曲を演奏させてもらってたんですが、なかなか音源として
完成させて、世に出す事が出来ずじまいで…コロナ禍を挟み4年が経過
ホントは、コロナ禍の最中に、ぐっと進めてリリースしたい気持ちもあったんですけど
それもこれもタイミングの問題。
オレも自分のタイミングとして、
歌と向き合う作品を残していきたいというモードが起動する必要があったので。
そんなこんなで時間が経過する中で、アレンジの方向性も
色々と見えてきて、今の自分の解釈で、自分の音楽源流に近づけた80s disco的なサウンドに仕上げてみたい、と。
なので、この曲では、ドラムパート以外のキーボードは
全パート手弾きに拘って、なんとも言えないグルーヴを作ってみた。
シーケンスっぽいパートも、シンセベースも全て手弾き。
自分のイメージで、80sのディスコって、
70sまでの人力演奏時代とコンピューター打ち込み時代の、混ざり合ったグルーヴがあって、
それが面白いなーって思って、この曲では、それが上手く作れたと思ってます。
さらに、ここで出てくるのが、8~10歳の頃の音楽体験でして、
当時(1983~1985辺り)Wham、Madonnaなんかのヒットチャートで耳にしてた曲には、
「12″ Extended version」みたいなのがあって、
それをアレコレと(FMラジオのAirPlayで)探しては聴いてみてた想い出。
↓これとかねー
この「何故かしら、長くエディットされた曲達」に、とんでもなく魅力を感じてたんですねー
今の時代(2024年)とは、完全に逆行した感覚。
でも、これがないと80s discoは完成しないだろう!と強く思いまして、
制作したのが、カップリングに収録した
「MAGIC NUMBER (Extended version)」
このextended version、かなりお気に入り。
CNBLUEのライブツアーサポート(2023年11月の出来事)を回りながら、
ホテルの部屋でせっせとエディットして作ってたなあ…しみじみ
もっと出来たなーと思う節もありながら、
またタイミングあったら、もっと長いのを作りたいわー(多分需要は無いが…自分はやる気!)
…色々と書きましたが、
とにかく自分の好きな要素だけを集めて、
作りたいもんを、思いっきり全開で作って残せたということが大事でして、
それを一緒に作ってくれたえみちゃんには、改めて大感謝です
そして大事な記録が。
この時の歌入れをした日。
それは9/14
タイガースが18年ぶりのアレした日だったのでした…おしまい