タカツキ(SUIKA/SMRYTRPS)から寄せられたメッセージ

Post date : 2014.08.02

Category : UNDER THE WILLOW

次に紹介したいメッセージをくれたのは、タカツキくんだ
ここ最近は一緒に演奏することが、あまりないが
何と言っても、同じバンドSUIKAのメンバーであることは言うまでもない…と思ってるが
みんなSUIKAってバンドは知ってるかな???…メッセージを紹介してみよう
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タケウチカズタケ、「ヒップホップ界隈で愛されている鍵盤弾き」と言う意味では
今ならロバート・グラスパーを引き合いに出せるかもしれないが、
彼のことを考えるときthe rootsのドラマー、クエストラブを想ってしまう。
なんていうか出す音がガシッっとバシッとしているのだ、ヒップホップの内側から彼は音を産み出している。
自作のトラックに対して執拗に、タイトに、ラグドにラッパーのフローのような鍵盤を弾く。
男女入り乱れてのセッションでもどこか、アツくてストイックな男臭さや、包容力さえも感じるのだ。

今作はとくにライブテイクなど、音の中に奥行きや経緯が封じ込められているようで、その空気の中を遊泳したくなる。
ステージやフロアのあちらこちら、ゲストの立ち位置から、たくさんの楽器の中をくぐり抜けて、みんなの表情を想像して。

昔話だが、タケウチカズタケと私や、音源で演奏している韻シストはそれぞれがなんらかの音源を出した後に出会ったが、
そのまえに98年大阪ベイサイドジェニーのthe rootsの来日公演で会っているはずだ。
カズタケ青年?はライブ前に楽屋に乗り込んで自作音源のテープをクエスト・ラブに直接手渡したそうだ。
ライブのあと、まだなんとなく帰りたくなくて佇んでいて、韻シストの誰かから自主イベントのフライヤーを受け取ったのを私もまだ持っている。

そのせいなのか彼らの音源を聞くと、あの時ステージから立ち昇っていた、
空気の芯に熱を帯びた、仄暗く遠く、ほっそりとどこかへつながっている音楽の原風景を想い出してしまうのである。

あ、あとピアノ弾きながら感極まって出ちゃう唸り声が好きだ。

タカツキ (SUIKA/SMRYTRPS)

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何ともいい所から、エピソードを見つけてくれたなあ(^_^)
98年のTHE ROOTSの来日公演は、今自分がやってる事の原点というか、
あの日見た衝動がずっーっと、残像のように脳裏に残ってる気がするからね。

音の話は、やはり付き合いの長さから感じた事を書いてくれてるね。
HIPHOPを愛する人間から、こうやって評されるのはホントにウレシいことで、
タカツキくんは、おそらく一番最初にオレのHIPHOP愛みたいなのを評価してくれた人で
オレにとって、とても重要な人です。

最近は一緒に演奏する機会は減ったけど、それぞれのいろんな時期を経て、
また一緒に音を出してみたらオモシロいんじゃないか、と思える所で
またやってみたいな、と思いますね。人生スパンで見れる気がするね。

そんなタカツキくんの音楽は、よく詩の世界が評価される事が多い。
確かにそれも魅力ではあるんだが、
「フウライボウ」という曲のトラックに聴かれるサウンドや、
自分の愛する楽曲の一節をマッシュアップさせるHIPHOP感覚は素晴らしい。
YOU TUBEには存在しないので、是非音源を手に入れて聴いてみて欲しい。
少し検索してみると、一緒に演奏してるものが沢山あって
自分が演奏に関わってるものを選ぶのもなんなのだが、とてもいい曲なので
この「青い夏」のライブ演奏をアップしておこう

KAZTAKE 42 MUSIC