なかなかブログを書こうって気になんないんですが、
これはちょっとした事件だと思うので、書き記しておこうかと。
ライムスターの、アコースティックライブセットを
New acoustic campにて披露しまっす。
メンバーは
key.タケウチカズタケ
ba. 吉川衛
perf. (主にcajon)豊田稔
というメンバー。cajon(カホン)を使ったサウンドでHIPHOP、だなんて
それこそSUIKAサウンドやないですか!という…
(↑これがカホーン、↓こうやって演奏する、元々ラテンの楽器)
もはや「SUIKAって何の話ですか?」みたいな世代や人々が大多数となっている2018年現在。
2003年〜2012年くらいの期間に、オレがものすごく一生懸命やってたHIPHOP bandのことで、
アルバムは5枚作りました。
元々、打ち込みのトラックで数曲作り始めたのをきっかけに、それをライブ演奏しようか、と
けっちゃん(↓高橋結子)を誘ったら、カホンを持ってきてくれて鳴らし出した。
エレピ、ウッドベース、カホン、の組み合わせでライブ演奏し始めて直ぐに、
「これは作品にした方がいいな」と、思いたって、試行錯誤を重ねながら録音、ミックスまで自力でやった、
渾身の2005年作品がこれ、「RIPE STRIPES」
apple musicで聴くRIPESTRIPES
もはやカホンの音ではないのでは?と、言われそうな音になってますが、
ちゃんと、けっちゃんにプレイしてもらったカホンをメインに据えたビートを作りました。
あー、もう13年も前の作品のことなので、必死になって説明してもなんなんですが、
あの頃あまりにもHIPHOPアウトサイダーで、認知すらされてなかった(..まあ、それを気にもしてなかったが)のと、
ミュージックマガジンのインタビューを受けた時に、心ないライターさんのインタビューが
「生音HIPHOPって言っても、HIPHOPなんてみんなサンプリングなんだから”生音”じゃん。
なんだかんだいっても、結局打ち込んでるんでしょ?」みたいな、聴きもしないうちから
頭ごなしに言ってきやがった事で、非常に気分が悪く、ほぼ喧嘩越しになったのが思い出されます…あー、懐かしい…
まあ何がともあれ、今回のライムスター・アコースティックライブセットを
このスタイルでできるって事が、タケウチカズタケ史上では
なかなかに感慨深い出来事なんだ、ということを記しておきたかったんです。
というわけで、ご静聴ありがとうございましたー