自分でも気がつくと、年に1回は必ずやってしまう
“キーボーディストだけでバンドをやってみる”シリーズ…
これまでにも森俊之さん、金子“たくちゃん”巧、という自分がものすごく好きなキーボーディストに
声掛けして、時には鍵盤だけ、時には生ドラム(沼澤さん!)に入ってもらう事で
色々と自分の思うクラブサウンドに挑戦してきてましたが、
今年になって、是非やってみたい!と思って声掛けし始めた、GAKUSHI
4月に2人っきりで4日間連続のツアーをやって以来、5ヶ月ぶりに、
今度はUNDER THE WILLOW NITEにきてもらって、
ドラマー吉澤響ちゃん、MPC KO-ney、DJ HIRORON、という編成で
クラブサウンドでセッションしてみましたー
結果は遊びに来てくれた人にはわかってもらえたと思うけど、
すげーエキサイティングなセッションになったなー、と。
今回はセットリストを解説付きで紹介しておきましょうか
track1:Down to business/mitsu the beats
ここ最近のUTW niteで演奏してるmitsu the beatsの作品。
ミツくんのトラックはすげー好きで前から演奏したかった曲が色々あったんですが、
この曲はセッション映えするだろーなあ、と、思ってた1曲。
今回はシンセベースでグイグイ引っ張っていく感じで、
ビートを生ドラムとMPCで固めて、スクラッチも絡んでいきながら曲を泳がしていく…
リハもそこそこに手応えを感じる1曲でしたね
track2:The ecstatic/ タケウチカズタケ
タイトルは「恍惚」という意味の曲で、UTW niteではいろんなメンバーでよく演奏してる曲の1つ。
音源では割とシンプルな演奏で作ってあるんですが、バンドでセッションすると
大化けする曲でして、今回も今回のメンバーならではの色で大化けしてたなあ
曲のクライマックスに訪れる“恍惚のタイミング”を演奏するのが楽しいんですよねえ(^^)
track3:Go Back Home/FKJ
ヒロロンと選曲する時に、意見が一致するアーティスト「fkj(French Kuwi Juice)」のいい曲。
ずっと長い時間聴いていられる、心地良さを醸しながら、
いろんな演奏で遊ぶ面白さ。これはHIRORONがDJの時間にもよくかけてた曲なんで、
UTW niteっぽいイメージの1曲、って気もするね
track4:REN/タケウチカズタケ
元々は、阿波踊りにインスパイアされて作った“REN(連)”
こういう曲を演奏するのは簡単にみえて、実はすごく難しいのね。
というのも、感覚共有出来てないと、曲が正しい方向にうねらない。
この日は、前曲を演奏してた時に「あ、これは繋いで演奏したほうが面白いな」と思いついて、
急遽、新たな演奏を(メンバーに投げかけて)紡いでいく場面、
そこから突入するムード、曲をうねらせていくタイミング、それを刈り取る(終える)タイミング。
全てが超能力のような感覚だけでコントロールしていく…まさにセッションの醍醐味
これまでも作品として、いくつかの“RENセッション”を残してるので
それらと聞き比べながら、反芻してもらうと、より楽しいかも
あ、この曲、サブスクでリリースしてないんで、DLかCDで聞いてみてね
(iTunes Music Store)
track5:Lobster & Shrimp/Timbaland & Jay-Z
いやあ、この曲ってもう20年前とかになるんやね…
この頃のティンバランドのビート(チキチキビートなんて言われたね、確か)が
実はめっちゃファンク度が高くて、すげー好きなんですよねえ。
当時から、こういうのを生演奏でやってみたかったんやけど、
今やっても…てか、今だから出来る気がするし、
やっぱり面白い、これはラップも入ったセッションしてみたいよなあ
track6:Hard to earn/ タケウチカズタケ
言わずもがな、というか、UTW niteが好きな人なら必ず聞いたことある曲。
これを色々と違うメンバーで演奏するのが、本当に面白いのよねー
自分の曲でこうやって遊べる感覚になれたから、毎月でもイベントやってみたくなったんだろうな。
それをわかってくれるお客さんも増えてきた感じがうれしいね。
(iTunes Music Store)
track7:I Love P/GAKUSHI TRIO
GAKUSHI楽曲は、基本トリオ編成(ドラム、ベース、鍵盤)で演奏する感じで
作られてるので、セッションが楽しくなるのは必然なんやけど、
オレが一緒に演奏する時はシンセベースを弾くんで、そのテイストはまたオリジナルと違って
面白いんじゃないかなあ、って思いますね。
この日はシンベのまんまで、ソロも弾いてみました、なんか楽しかったなー
track8:Ultimatum/ disclosure
Disclosureの曲も何度か違うメンバーでもトライしてるんですが、
今回はシンベでやるということで、原曲のムードに一番近くなったかなあ、って気がしましたね。
こういうHOUSEサウンドは、ある程度の“温度”でヒタヒタと演奏した方がカッコいいというのが
あるので、それを表現するには、今回の編成はハマるな、と思ってましたが、その通りだったかも。
track3のfkjの曲なんかも同じで、ある程度の“温度”で演奏するっていうのは、
簡単なようですごく難しいんですよ…そんな演奏の旨味探しをUTW niteではずっとやってきてるので
これからも、まだまだ実験していくと思います。
あ、この曲の歌部分を歌ってみましたw っぽかったかな???
track9:Hot water pressure washer/タケウチカズタケ
こちらもUTW niteではお馴染みの1曲。なんか自分の代表曲みたいになってますねw
歌をどんどん“クセ”が強い感じにしてて、訛らせていくのが楽しくなってる(^^)
なんか自分が爺さんになる頃には、もう譜割りがわからんくらいになれたら最高ですな、ははは
…というわけで、こんな感じで自分は楽しんでやってますんで、
今年はあと3回、10/29,11/7,12/5なんで
ぜひ遊びに来てくださいな、でははー