昨日はAlicia Keysの話を書いてたのに、途中危うくStevie Wonderへと話が
広がりそうになってしまった…(【勝手なBEST 5】「アリシア」…と聞いて思い浮かぶ曲、参照ね)
となったら、今日はとりあえずこのテーマで書いておこう
「スティービーワ」…と聞いて思い浮かぶ曲
それこそ5曲なんて選べるわけもないんですが、
ちょっと思ったのが、最近A Hundred Birdsが、もんたよしのりさんを迎えて
カバーしたスティービーの「All I Do」という曲がありまして
この曲についての、勝手なBEST 5を書いてみることにしましょ。
まず基本形、というか「All I do」として一番知られてる、
アルバム「Hotter than July」収録の「All I do」を貼っときますね。
オリジナルはもちろん素敵なんですが、オレがこの曲に出会ったきっかけは
これではなくてですね、こちら…これが今回の1曲目。
Cleptomaniacs RemixのAll I do。
当時おそらく流出したオリジナルのマルチ音源を使って作られた
HOUSEクリエイターによる、リミックスでしょうが、これがめちゃカッコよかった!
(後に歌を録り直したカバーがリリースもされてるが)
YOKUさんがDJでかけまくってる頃があって、
「これなんですか???」って教えてもらったな、と。
先ほどの「基本形」でいうと、3分49秒辺りのエレピやコーラスに目をつけて、
その辺りをサンプリングして、冒頭からフィルタリングしながらガンガンにループする…これだけでもかっこいい。後に、大ブレイクを挟んで、徐々に戻ってきながら、キックの連打でサビへ…
きゃーーー(>o<)最高。
これはホントにAHBリミックスの基本になってる流れの1つ。
それが応用されたYUKI/ メランコリニスタ A Hundred Birds remixがこちら
さらに逸れていく余談を1つ
このリミックスを作った頃(2005年秋かな?)に丁度SUIKAというHIPHOPグループをやってまして、
当時作っていたアルバム「コインサイド」という作品の中に
「木枯らしが吹く前に」というメンバーのタカツキくんの曲がありまして、
それの録音してる時に弾いた、ちょっと「ワンダーコード」なウーリッツァーがあって、
わざと、そのコード感をそのまま忍ばせて、ほぼ同時期にどちらも発表される、という
これまで誰にも語ってこなかった、音楽的小ネタがありました(^^)
当時、(今よりもさらに)オレがHIPHOPフィールドとHOUSEフィールドの両方を行き来する人間だ
というのが、知られてなかったんで、いつかこういう「遊び的な仕掛け」に気づかれたら…
あ、気付く人がいませんでしたので、今、自分から種明かし(^^)
ちなみに、メランコリニスタのリミックスでメインにウーリッツァーを使ったのは、
蔦谷好位置氏のオリジナルに入ってたエレピもウーリッツァーっぽかったから、という理由。
当時、御本人に一度お会いした時にその話をした事があるんやけど…覚えてないだろうな。
あ、話を「All I do」に戻しましょうかw
おそらく流出したと思われるオリジナルのマルチ音源を使ったものとしてこれ。2曲目。
All I Do (Todd Terje Edit)
このトッドテリエのリエディットは、確実にマルチ音源ないと作れないもんねえ。
よりベースのグルーヴィーさが強調される感じで、オリジナルよりもより好きですねー
あと、この曲の魅力の1つに、間奏あけての3ヴァース目のヒラ歌の自由さ具合!
スティービーがいよいよ自由に平歌を歌い上げる魅力!その感じもこのヴァージョンはより伝わってくるな、と。いいですねー
…「3ヴァース目をいよいよ自由に歌い上げる魅力」でいうと、次はこの「All I do」3曲目。
1990年のライブ演奏のAll I do。
このライブアレンジは色々とカッコ良くて、平歌部分でのシンプルさに徹底したドラム、
そのおかげもあって、例の3ヴァース目のスティービーの歌い回しが「魔神」となる…もはやどんなメロだったか?思い出せない。改めてオリジナルヴァージョンを聴き直したくなる(^^)最高
あと、このライブアレンジですげー好きなところは、3分40秒あたりから突入するコーラス隊。
ブレスで「あ、あ、あ、あ、」と間合いを埋めつつの「Thank you baby〜」のくだり。かっこいいー。
この歌い回しって、録音版では確認出来ないんやけど、ナイスアイデアやなーって思いますね。素敵。
そして、満を辞して登場なのが4曲目の「All I do」(^_^)
Tammi Terrell/ All I Do Is Think About You
こちらが本当の意味でのオリジナルのタミーテレルによる「All I do」
1966年作って事で、実は16歳のスティービー少年による曲だったという事実…(>_<)
なんちゅう16歳やねん!おい!
...まあ、そういうバケモンエピソードはさておき、このヴァージョン。めちゃくちゃいい!
タミーテレルの可愛げある歌い方と、このシャッフル感。
オーケストレーションとヴィブラフォンによって生み出される60年代のソウル感...最高。
こういう感覚はvulfpeckやBenny Singsなんて人達にも脈々と繋がってるやんね。
あ、コバヤシダイゴもめっちゃ好きな筈。この感じ。
というわけで、これらの「All I do」を経た上で
A Hundred Birdsのカバーによる「All I do」
...実はただ、このカバーの演奏には直接的に自分は関わってなくて、
リーダーのYOKUさんの構想を元に、キーボードの後藤英見氏(ごえみちゃん)の演奏で作られてます。
途中で、あーだこーだっていうのを伝えたりはしましたが、
イントロから聞こえてくる素敵なエレピは彼女の手によるものです、歪みの具合とか、最高。
…というわけで、本日のテーマ「スティービーワ」…と聞いて思い浮かぶ曲は
・All I do Cleptomaniacs Remix
・All I Do (Todd Terje Edit)
・All I Do (Live at Tokyo Dome 1990)
・TAMMI TERRELL/ All I Do Is Think About You
・A Hundred Birds/ All I Do feat. Yoshinori Monta
でしたー
いやー、これだとスティービー曲だけ取り上げるシリーズはいくらでもできるんやないか、と思いますが、
またやりましょか。でははー
あ、昨日のテーマ「アリシア」の5曲目に関する有力情報はまだこないんで
引き続きよろしくです!